考古学者が湖北省丹江口市土台郷七里溝の玉皇廟遺跡付近で2カ月間に渡る考古学調査を経て、きわめて珍しい、弦楽器の琵琶の形をした漢代(紀元前206~220年)の古墳が出土した。
古墳は玉皇廟遺跡付近の離れ小島にある。島の面積はサッカー場くらいで、これまでずっと水浸しになっていた。今年は丹江口ダムの水位が下がったことで、島が水面に現れた。古墳は幅5メートル、奥行き18メートル、底部が広くて上部は狭く、中央部は弧形で、全体としては琵琶の形をしている。
専門家の話によると、出土した器物から見ると、古墳は漢代のものであることが判断できる。この古墳の形は、これまでに発掘された漢代の墓としては非常に稀なものである。
古墳のそばからまた数々の小さな漢代の墓と数多くの鼎、箱、壷などの陶器や石斧、チョウナなどの石器が発掘された。
「チャイナネット」2008/07/15