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寅年の由来の伝説
発信時間: 2010-02-10 | チャイナネット

 

 トラは十二支の中で3番目、1日の12時辰の「寅」の刻、未明3時から5時を「寅の刻」と呼ぶ。

 寅年については面白い言い伝えがある。大昔、十二支にはトラはなく獅子があった。獅子は残酷すぎて評判が悪かったため、十二支を司る玉皇大帝は獅子を除名したいと考えたが、山林に住む動物を代わりに補う必要があった。この時、玉帝は宮殿前のトラの衛兵を思い出した。

 天の宮の虎衛士はそれまで地上の平凡な動物だった。猫の師匠から捕まえる、咬む、突進する、跳ねるといった18種類の武芸を学んだ後に山林の勇士になった。トラと力比べをしたものは、死ぬかケガを負った。それ以来トラは山林の覇者となった。後に玉帝がトラの勇猛さを聞き、天に来るよう命令し、天に来たトラは玉帝の衛兵と力比べをして勝った。こうしてトラは天の宮の宮殿前の衛兵となった。

 ところがすぐに、誰も支配するものがいなくなった地上の獣たちが無法を働き始め、人間に災いをもたらし始めた。これに驚いた土地の神が天に訴え、獣を支配する神を玉帝が派遣してくれるよう求めた。玉帝はトラを派遣しようとしたが、トラは勝つたびに功績を記録するよう玉帝に要求。玉帝は人間の平安のためにトラの要求を受け入れた。

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