中国作家協会は9日、2010年の新規予定会員リストを発表した。リストの中には台湾作家3人の名前が入っており、新中国成立以来、台湾作家が初めて同協会に加わることになる。「北京青年報」が伝えた。
中国作家協会2010年度新規会員業務は1月に始まり、文学専門家や団体会員の意見を集めた後、協会書記処は今月7日に審議を行い、新規予定会員380人がまとまった。
リストの中には3人の台湾作家、朱秀娟、陳永善(陳映真)、曽瞬旺(莫那能)の各氏が含まれている。
協会の陳崎庶煤E広報担当は取材に対し、協会は今後、香港・マカオ・台湾の作家加入を推進する方針を確定したと述べ、「台湾は中国の一部として、台湾の作家が全国レベルの作家組織に加入できるようにすべき。情理にかなった事情であり、台湾の作家もそれを希望している。この業務が完結すれば、大陸部文学界と台湾文学界の交流強化、また両岸(大陸部と台湾)同源同文同族の共通認識の振興に有利であり、祖国の平和的統一という大業に光が差すことになる」と語っている。
「今後も引き続きより多くの台湾作家の加入を進めてゆきたい」。陳広報担当によると台湾作家の協会加入には、▽政治的にひとつの中国の原則を保持すること▽台湾で文学上比較的大きな実績があり、一定の影響力があること▽作家本人も中国作家協会への加入を望んでいること---という3つの条件を満たしている必要がある。
「人民網日本語版」2010年6月10日