ハッブル宇宙望遠鏡がこのほど、花火のように輝きを放ちながら誕生する新星の様子を捉えるのに成功した。英国「デイリー・テレグラフ」紙が伝えた。
これは地球から2万光年の位置にある竜骨(りゅうこつ)座に属する恒星群で、新しい恒星を形成する物質の星間ガスやちりにに取り囲まれている。これらの物質内には大量の燃え盛る恒星が含まれており、新しい恒星群が形成されつつある。すでにNGC3603と名づけられた。
NGC3603のような恒星群は、遥かむかしの宇宙における大量の恒星の起源を人類が研究する上で重要な手がかりを提供してくれると科学者は述べている。
これらの写真は昨年8月と12月に撮影されたもので、米国・ボルチモアの宇宙望遠鏡科学研究所がこのほど発表した。ハッブル宇宙望遠鏡は1990年4月に宇宙に打ち上げられ、地球の周りを周回しており、これまでに貴重な画像を大量に送信してきている。
「人民網日本語版」2010年7月12日