「第9回中国インターネット大会」が17日、北京で開幕した。国務院新聞弁公室の銭小竿・副主任は、挨拶の中で「インターネット文化はすでに、中国の特色ある社会主義文化において最も活力がある重要な一部分となっている。中国のインターネット文化は今、新たな発展段階に入りつつある」と述べた。「人民日報」が18日に伝えた。
銭副主任によると、以下の4方面における発展が、インターネット文化の新段階への移行を後押ししたという。
(1)「三網融合(通信ネットワーク、放送ネットワーク、インターネットの一体化)」が新たな進展を見せた。このことは、さらに豊富かつ便利で、特色あるネット文化を提供するだけでなく、中国のネット文化産業の発展に向け、新たなチャンスをもたらすだろう。
(2)モバイルインターネットの急速な発展。3Gネットワークは現在、基本的に全国をカバーした。モバイル端末を特色とするネット文化製品は日に日に多彩となっている。モバイルインターネットは現在、中国のネット文化発展における新たな特色となった。
(3)電子商取引がすばらしい実績をあげている。商務部の統計によると、中国の電子商取引額は09年、3兆6千億元に達した。予測によると、中国の電子商取引は今後数年間、年平均35%以上の成長が期待できるという。中国のネット文化は現在、一方的な情報・レジャー消費から、構造がさらに合理的で、さらに多彩な発展方式へと転換していることがわかる。
(4)ネットの新技術、新業務が飛躍的な発展を見せている。モバイル検索、動画共有、SNSなどの発展は良好で、中国のインターネットの発展に活力を与えている。また、次世代インターネットの開発・応用も積極的に進展しており、クラウドコンピューティング、モノのネットワーク(IOT)なども、概念から技術開発の段階に入りつつある。
「人民網日本語版」2010年8月18日