研究者は最近、卵と一緒のメスの翼竜の化石を発見した。この発見は、すでに絶滅したこの空飛ぶ動物の性別判定に直接証拠を提供し、翼竜の性別鑑定に係わる重要な問題を解決した。この研究成果は23日に出版されたサイエンス誌で発表された。「光明日報」が24日伝えた。
中国地質科学院地質研究所の呂君昌副研究員を中心に、浙江自然博物館、英チェスター大学の研究者が共同で研究を行ったところ、卵と一緒のダルウィノプテルスの標本を発見。こうした性別をはっきり確定できる化石の記録は極めて稀で、翼竜の化石では初めての発見となる。
専門家によると、中国は翼竜の化石が最も多い国で、すでに見つかっている翼竜は30種類以上にもなる。2004年に翼竜の卵の化石が初めて見つかって以来、2009年までに原始的な種類から進化した種類までのあらゆるダルウィノプテルスを発見し、古生物学の分野において大きな反響を呼んでいる。(編集KA)
「人民網日本語版」2011年1月25日