第11次5カ年計画(2006-2010年、十一五)国家重大科学技術成果展が7日、北京国家会議センターで開幕した。今回の展示会では、中国が独自に開発した火星探査機の模型が初公開される。関係責任者によると、同探査機は中国初の火星探査に向け、2018年に打ち上げられる予定。北京日報が8日伝えた。
火星探査機は主に火星周回探査機と小型着陸探査機からなる。黒い網状の「大きな傘」の部分がデータ送信速度を高める最新の軽量高利得アンテナで口径3.5メートル、月探査機「嫦娥」に搭載されたアンテナよりはるかに先進的だという。
火星は地球に最も近い地球型惑星で、独特な科学的価値があることから、人類が深宇宙探査を展開する上で目標の一つとなっている。「863計画」重大プロジェクトの支援のもと、中国は火星探査を展開する技術路線を初めて打ち出し、すでに火星探査の軌道設計、制御通信、自動航法、軟着陸などの技術を克服、独自に火星探査を展開するための技術的基礎を固めた。(編集KA)
「人民網日本語版」2011年3月8日