第11次5カ年計画(2006-2010年)国家重大科学技術成就展がこのほど、国家会議センターで開幕した。火星探査機の模型、深さ3000メートルまで掘削可能な半潜水型海洋掘削船、月面着陸機、月面車の見本、C919大型旅客機と同じ大きさの見本など数々な科学技術の成果が勢ぞろいし、見ごたえのある展示会となった。北京晨報が9日伝えた。
航空宇宙分野のコーナーには、有人宇宙船「神舟7号」の帰還船をはじめ、テキ志剛宇宙飛行士が船外活動を行った時に振った国旗、神舟7号の宇宙飛行で使用された宇宙服と手袋、さらに今年打ち上げ予定の宇宙ステーションの第1号機「天宮1号」の模型など普段なかなか目にできない展示品が数多く並んだ。
火星探査機の3分の1の大きさの模型も初公開され、特にエアバックに包まれた着陸機の模型に人々は興味津々の様子だった。スタッフの紹介によると、月面着陸機と違い、火星着陸機の着陸ではエアバックの原理を応用し、火星車をエアバックに包んで保護した状態で投下する。火星面に着陸して静止した後、火星車がエアバックから抜け出す仕組みになっているという。解説によれば、火星探査機は2018年に打ち上げられ、中国初の火星探査を行う計画。(編集KA)
「人民網日本語版」2011年3月11日