中国玻繊(ガラス繊維)株式公司は10年の時間を費やして後発企業から技術リーダーへと飛躍し、生産量も10トンから100万トンへ拡大、世界最大のガラス繊維メーカーに成長した。「科技日報」が伝えた。
ガラス繊維は新しいタイプの非金属無機材料で、鉄鋼や木材の代替品として、建築、交通、電機・電子機器、造船、風力発電、航空・宇宙など数多くの分野で応用が可能。中国玻繊公司傘下の巨石グループは世界最大のガラス繊維市場である米国市場でシェア4位、経済効益はアジアでトップの座にある。
世界のリーディングカンパニーである中国玻繊の発展戦略は、業界全体の発展の方向性を示すものとして常に注目されている。最近浙江省桐郷市で開催された「中国ガラス繊維『第12次五カ年計画』発展戦略シンポジウム」で専門家は「金融危機後、世界経済は徐々に回復し、ガラス繊維業界は大幅な需要増と値上げ時期に入りつつある」と指摘。世界のガラス繊維需要が今年は500万トン、来年は550万トンに達すると予測した。
中国玻繊公司は独自開発を柱とするイノベーションシステムを徐々に形成。ガラス繊維関連の各技術で独自の知的財産権を多数取得し、世界最先端のコア技術を保有している。同時に、省エネ・環境保護とコスト削減・効益増加を結合。単位製品当りのエネルギー消費と排出レベルを引き下げ、生産効率を高め、生産コストを世界で最も低く抑えている。(編集NA)
「人民網日本語版」2011年7月21日