中国有人宇宙飛行プロジェクトの報道官が1日に明らかにしたところによると、現在、ドッキング目標機「天宮1号」とロケット「長征2号F」の発射場での各テスト・準備作業は順調に進められており、宇宙船「神舟8号」も計画通り8月26日に酒泉衛星発射センターに運ばれた。しかし、先ごろの科学衛星「実践11号04星」の打上げ失敗の影響を受け、任務総指揮部は「天宮1号」の打ち上げ時期を調整したという。人民日報が2日に伝えた。
報道官によると、打上げが調整された理由は主に、「天宮1号」の打上げに使われるロケット「長征2号F」と、打上げに失敗したロケット「長征2号丙」が同一シリーズのものであり、「長征2号丙」の故障原因が「長征2号F」にも関連するものかどうかまだ明らかでないため。現在各系統では安全のため、ランデブー・ドッキング任務に関連する各製品に対し、全面的な品質再検査を行っている。「天宮1号」の具体的な打ち上げ時期は故障調査の結果に基づき確定されるという。(編集SN)
「人民網日本語版」2011年9月2日