中国初の幹細胞生命科学技術産業化基地院士(アカデミー会員)研究拠点が内蒙古自治区の区都フフホトに設置され、16日、活動が始まり、「中国の幹細胞の父」呉祖沢院士ら4人の国内トップレベルの専門家が拠点入りした。
幹細胞・再生医学は21世紀の戦略的新興産業で、国際的な科学技術競争と産業競争の波が起きている。2008年、内蒙古は幹細胞技術応用研究を重要研究事業とし、国内で真っ先に世界レベルの幹細胞産学研総合開発基地づくりを戦略的措置とした。
今回拠点入りした専門家は、中国科学院の院士で元中国軍事医学科学院院長の呉祖沢氏、同院士で同済大学学長の裴鋼氏、中国軍事医学科学院輸血医学研究所所長の裴雪涛氏、科学技術省重大科学研究計画(幹細胞資源バンク・基幹技術プラットホーム構築プロジェクト)首席科学者で同済大学医学院院長の徐国トウ(丹+さんづくり)氏の4人。
研究拠点は主に内蒙古幹細胞生命科学技術産業化基地で研究が行われる。基地は総建築面積が約30万平方メートルで、研究センター、実験センター、企業インキュベーター、国際交流センターなどの施設が建設される。