北京市地震局が昨日伝えたところによると、北京市は来年、強震観測所165カ所の改良工事を行い、データ伝送システムをアップグレードする。同工事は来年6月には終了する計画で、改良後は強震データをリアルタイムで国家地震台ネットワークセンターに伝送できるようになる。新京報が19日に伝えた。
北京市は現在241カ所の強震観測所を有し、伝送方式は手動ダイヤル・ワイヤレス通信の2種類。観測所は16区・県に分布し、密度は100平方キロメートルごとに1.4カ所と、全国的にも最高密度となっており、四川省大地震の際も反応したほどだ。市の地震災害防止・工学地震研究所の担当者によると、来年同市は新たに22カ所の地震観測所を建設する予定。これにより同市の強震観測所は計263カ所となる。観測部門は観測所データ伝送方式の改良を基礎に地域ネットワーク化をはかり、地震警報・緊急時対応に向けたテスト業務を行っていく予定だ。
▽強震観測所の主な機能