「動画共有サイトが使用する映画・テレビドラマのうち、正規版が約70%に達した」中国国家版権局はこのほど各メディアに対して、動画共有サイトの版権に関する自主モニタリングの結果を発表した。情報によると、同局は「動画共有サイトの自主モニタリングの管理方法」、「動画共有サイト自主モニタリングのブラックリスト・警告リスト制度」を起草し、意見募集後に発表を予定している。光明日報が伝えた。
情報によると、2011年4月25日、関連部門は18の有名動画共有サイトに対して、映画・テレビドラマの作品リスト、および授権証明書類を1800部ずつ提出するよう求めた。うち実際に提出された映画・テレビドラマの作品リスト数は1581部、授権証明書類は1206部(作品リスト数より375部少ない)となった。動画共有サイトは375部の作品を使用したことを確認したが、これらの作品に関する授権証明書類を提出できなかった。これを元に計算すると、18の動画共有サイトの正規版使用率は76%(1206/1581)となる。アクセス数の少ない作品について、動画共有サイトの授権率はさらに低くなる。これは別のデータからも見て取れる。2011年5月、18の動画共有サイトは中国国家版権局に対して、「映画・テレビドラマ作品を合計で10万2199本(話)使用し、授権件数は7万1711本(話)に達し、正規版使用率は平均で約70%となる(7万1711/10万2199)」と報告した。
中国国家版権局は、調査の結果問題が明らかになった動画共有サイト(激動網、PLIVE、土豆網、暴風影音、風行網、酷6網、新浪網、悠視網、皮皮網)に対して、該当する映画・テレビドラマを直ちに削除するよう求めた。自主モニタリング業務で、全体的に評価が低かった悠視網、VERYCD、迅雷網は警告リストに記録された。同局はこれらのサイトを重点的に管理する構えだ。
「人民網日本語版」2012年1月4日