中国気象局国家衛星気象センターは19日11時30分、気象衛星「風雲2号F」から伝送された初の可視光雲画像を取得することに成功した。画像には雲の模様がくっきりと示され、雲の層も豊富に映し出されており、中国南部や北部に雨雪をもたらしている雲と、華北黄淮地域(黄河及び淮河流域にはさまれた地域)の濃霧の様子がはっきりと見て取れる。人民日報海外版が伝えた。
中国工程院の許健民院士は「風雲2号Fから伝送された雲画像はこれまでのものと比べ、第一に雲の層がより豊富になった。雲表面の模様の特徴がくっきりと示され、天気予報士が直感的に天気を認識できるようになった。次に、迷光が効果的に抑えられ、輝度校正などの精度が向上した」と語る。
「人民網日本語版」2012年1月20日