1935年のこのイラストは、マイクロフィルムの自動閲覧装置を示している。
1935年に出版されたデイリーサイエンス アンド マテリアルという雑誌には、「この装置は写真をディスプレイに表示でき、ユーザーは見ることができる。全自動の装置で本を読んだり、音楽を聴いたり他のことにも使える。」と説明されている。
この雑誌で予言されている装置は、あまりに大きく、実用面では現代のタブレットPCとは大きな違いがある。
1930年代の未来学者は思いもしなかっただろう。彼らが予言したマイクロフィルムリーダーが最終的にiPadという形で表れ、大きな成功を収めることを。アップルファンはiPadが提供してくれる快適さや便利さを享受するとき、未来学者が1930年代にすでにこの装置を予言していたとは想像できないだろう。