《3省荘》という芝居を演じる冀梅霞さんのスチール写真
冀梅霞さんは何世代もつづく伝統芝居の名門の出身で、両親の影響を受けて幼い時から伝統演劇を好み、11歳の時に河南省清豊伝統演劇学校に入って芝居を習った。1991年、彼女は実力によって鄆城県文芸工作団(のちに山東梆子劇団と改名)の俳優となり、伝統演劇愛好者の間で好評を博し、注目されていた。2007年、冀梅霞さんは鄆城県の山東梆子劇団の団長となった。
劇団の知名度をさらに高めるため、冀梅霞さんは以前みずからが育て上げた20余人の優れた役者を吸収してきて鄆城県山東梆子劇団を再編し、再編後のこの劇団は役柄がそろい、うた・演技と立ち回りがともに上手で、それにオートメ化の照明、多様化したバック、近代化した音響、電子化された字幕が加わって、役者の素質から舞台の装飾に至るまで観客に観るもの聞くものがすべて一新したことを感じさせた。