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「人類動物園」と呼ばれているパダウン(Padaung)山岳部落村は、タイで一番論争がある観光スポットだ。ここの女性は5歳から首に銅製の輪を嵌め始め、成長にしたがって輪の数を増やし続ける。長い時間をかけて骨格は変形し、正常な人々の首と異なる長い首になる。
利益追求のため、現地行政はこれらの人工的に作られた村に観光プロジェクトを開発し、また「山岳地帯部族文化保護センター」の「美名」をつけた。しかし、この部落には電力、道路、学校、医療施設さえも設置されていない。
一部の人が高い給料を出して、山中の部落の人々にこの伝統を維持させようとしたとき、国際人権団体から厳しく非難された。ドキュメンタリー映画「沈黙の希望」は首長族の女性のつらさを描いている。調査によると、多くの女性はこの銅製の輪を装着するのは、個人的な意思ではなく、また、この観光プロジェクトの最大の受益者は、こうした女性ではない。このプロジェクトに有利だという理由だけで、この村の女性は自分でライフスタイルを選ぶ権利がないのだ。
2005年に建設されたバーン トングルアングは、部落の伝統を保存する観光プロジェクトで山岳部の村民の収入増加を目指した。しかし、一部の批判的な人は、村民らのこの伝統的な行為は、ただ観光客から利益を獲得するためだけだと指摘している。
村民らにとって、生計の道を模索するのはとても難しいことだ。言語、衣装、文化などの面から都市で生活しているタイの人々と非常に大きな開きがあり、また世界には人権問題の論争が存在している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年9月14日