日本はずっと対潜問題を重視してきた。近年、海上自衛隊は対潜作戦能力の強化に取り組み、空、水面上、水面下が一体化した立体的かつ強大な対潜モデルを形成、米国に次いで世界第2の対戦作戦能力を誇る。「海事大観」誌が伝えた。
◇世界一流の航空対潜作戦能力
対潜ヘリ「SH-60J」
航空機とヘリコプターの機動性は高く、戦闘範囲が広いことから、航空対潜能力として比類のない優位性をもつ。海上自衛隊の航空対潜能力は地上配備型の対潜哨戒機とヘリ、艦載型ヘリからなる。
海上自衛隊が保有する210機の作戦機のうち、97機のP-3C対潜哨戒機、61機の対潜ヘリ「HSS-2B」、40機の対潜ヘリ「SH-60J」をはじめとする大多数が対潜用だ。一般的には、水上艦艇や潜水艦などの対潜兵器と共同で使用される。戦時中は敵の潜水艦が活動していると思われる海域で捜索を行って広い海域を制御し、いち早く敵を発見し、攻撃を加えるのに役立った。
◇世界トップの水上対潜作戦能力