イギリスの『デイリー・メール』によると、母乳を与える写真の自撮り活動は、女性が公共の場で母乳を与えることを奨励するために行なわれた。ところが近ごろ、粉ミルクで育てる母親は、「母乳ストレスになり、罪悪感にさいなまれ、二等民のようにさえ思える」としてこの活動に不満を示した。
今年初め、母乳を与える写真の自撮り活動がインターネットを風靡し、スーパーモデルのジゼル・ブンチェン、ミランダ・カー、女優のジェイミー・キングなど多くのスターが自分の写真をネットで公開した。しかし、有意義な活動だったはずが逆効果をもたらした。育児サイト「Netmums」の創始者の1人で「母親チャンネル」の開設者であるシヴォーン・フリーガードさんはこのほど、研究をもとに、「粉ミルクで育てる母親のプレッシャーを倍増させ、この現象を『母乳ストレス』と言うことができる」と警告した。
調査によると、粉ミルクで育てる母親の半数近くがソーシャルサイトでバッシングされ、16%が他の母親から悪口を言われた。調査に応じた母親は、「罪悪感にさいなまれ、自分の体はおかしいと感じる」と話す。フリーガードさんは、「新米ママがこのようなストレスを感じてもみんなにとってメリットはない。彼女たちは支持されることで子どもと新しい生活を切り開くことができる」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年6月1日