旧暦5月5日の端午節は中華民族の伝統的な祝日である。詩人・屈原の死を記念するためにできたと伝えられている。端午節にはちまきを食べる、雄黄酒を飲む、竜船競争をするなどの多くの風習があり、子どもたちは「虎頭靴」をはき、香袋をつけて魔除けをする。中国は広く物が豊かであるため、飲食面が地域ごとに異なり、北部の人たちはナツメや蜜まめを入れた甘いちまきを好むが、南部の人たちは腊肉(塩漬け干し肉)などを入れた塩辛いちまきを好む。ここで、ちまきの作り方を紹介する。
北部の人は甘いちまきが好きです。まず、葉、もち米、ナツメを水につけます。葉は大きめのものを選び、3枚を並べ、三角形の漏斗の形に折ります。下に隙間ができないように気をつけてください。次にもち米を入れ、ナツメを2~3個入れ、再びもち米を入れてしっかり押します。そして、葉を折り返し三角形のちまきの形にし、紐でしっかり縛ります。最後に、鍋で蒸します。圧力鍋の場合は15~20分、普通の鍋の場合は1時間蒸してください。火を止めた後にちまきを1時間蒸らせると、葉、もち米、ナツメの香りが合わさっておいしさが増します。おいしいちまきのできあがりです。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年6月16日