中国初の3Dプリント移植組織の人工股関節がこのほど、国家食品薬品監督管理総局より登録許可を得た。同製品は臨床試験での検証を経て登録された世界初の3Dプリント人工股関節であり、中国の3Dプリント移植組織が製品化の段階に入ったことが分かる。
同製品は3類整形外科移植組織で、中国で最も高い監督管理レベルの医療機器だ。北京大学第三委員整形外科の医師である張克氏、劉忠軍氏、蔡宏氏、中国最大の人工関節生産メーカーの北京愛康宜城医療器材株式有限公司が共同開発。
2012年6月から現在まで計32人の患者が3Dプリント人工股関節移植術を受けており、術後の経過も良好。
劉氏によると、今回の登録成功は3D移植組織が認められたことを意味し、同種類の製品の許可の先例となった。今後開発される同種類の製品の許可も加速される。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年9月2日