欧州物理学会のニュースサイト『物理世界』は11日、2015年度の国際物理学の分野において目覚しい成果のあった10の研究を発表した。その中で中国科学技術大学の潘建偉、陸朝陽両教授らによる「多自由度の量子テレポーテーション(Quantum teleportation)」の研究成果が第1位に輝いた。
量子テレポーテーションはSF映画に出てくる「星間旅行」と似た概念であり、量子もつれの効果を利用して離れた場所に量子状態を転送するものである。それと同時に量子テレポーテーションは情報処理の基本単位であり、量子通信や量子計算コンピューターにおいて重要な役割を担っている。
今年2月26日、科学雑誌の『ネイチャー』は中国科学技術大学チームの今回の成果をトップ記事で紹介している。今回の業績は国際学会において1997年以降、基本粒子の単一自由度の制限を打ち破り、拡張的な量子計算及びネットワーク技術のためにしっかりとした基礎を築いたといえる。また国際量子光学の専門家は同雑誌で「今回の研究成果は、量子物理の最も深遠でなぞの多い予言を理解し展示するために重要な一歩を踏み出した。それと同時に今後の量子ネットワークの大きな基本単位になるであろう」と評した。
欧州物理学会の『物理世界』は毎年年末に、物理学における世界レベルの10の研究成果を発表しており、きわめて高い学術権威性を有している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年12月15日
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