中国では、春節(旧正月、今年は2月8日)になると、爆竹を鳴らし、家の食卓にはご馳走が並ぶほか、さまざまなイベントが開催され、人々が楽しく祝日を過ごす。中国各地の春節の美食を以下に紹介する。
大晦日の夜に食べる「年夜飯」の食べ方
まず、家族全員で食卓を囲まなければならず、何かの理由で帰ってこれなかった家族のための席と食器も用意して、「家族円満」に過ごす。
また、豊富なおかずにもさまざまな意味が込められている。例えば、年糕(中国風のお餅)には、「一歩ずつ前進する」、餃子には、「何事も順調」、お酒には「ものが不足しない」、卵には「商売繁盛」という意味が込められている。また、魚には、「ゆとりある生活」という意味が込められ、「魚を見る」と「余りを見る」は中国語の発音が同じであるため、春節当日までは見るだけで、食べることはできない。中国の北方など魚がない地域では、木で作った魚が飾られる。
その他、座る席にもこだわりがあり、上座は年長者で孫を挟んで、親が下座に座る。そして、老若男女にかかわらずお酒を飲み、食事の時はドアを閉めて、にぎやかな雰囲気を楽しむ。
東北編
名物料理:餃子、関東糖、克東腐乳、草帽餅、白肉血腸