グーグルの囲碁プログラム「AlphaGo」と棋士の3戦目の結果が、12日に明らかになった。AlphaGoは李世石氏に勝利し、3勝0敗となった。つまり5戦目を待たずして、AlphaGoが勝利を収めたことになる。
対局後、世界ランキング1位の中国人棋士、柯潔九段はミニブログを通じ、AlphaGoに対局を求めた。
柯氏がAlphaGoに戦いを挑むのは、これが初めてだ。柯氏はこれまで、AlphaGoの「戦力」を評価するに留まっていた。李氏が1回戦で敗れると、柯氏はミニブログで「AlphaGoが李氏に勝っても、私に勝つことはできない」と投稿した。
AlphaGoの開発担当者、ディープマインドの創業者であるハサビス氏は、今後は中国人棋士の柯氏に挑戦する可能性があると表明していたが、その後実質的な動きはない。
記者は12日の対局後、観戦に訪れたグーグル共同創業者のセルゲイ・ブリン氏に対して、「柯氏に挑戦することはあるか」と質問した。
ブリン氏は即答を避け、「ディープマインドのチームに全権委任している」と答えた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年3月14日