茅盾文学賞受賞者の陳忠実氏(左)
有名作家、茅盾文学賞受賞者の陳忠実氏が29日7時40分ごろ、西安西京病院で病死した。享年73歳。
文学評論家の白燁氏によると、陳氏は28日午前に舌がんが悪化し、がん細胞が拡散し、吐血が止まらなくなり緊急搬送されたが、治療の甲斐なく亡くなった。陳氏は胸部の腫瘍を摘出するため、昨年12月に入院し手術を受けていた。術後の経過は良好で、西安市で開かれた文学シンポジウムにも出席していた。
陳氏は1997年に茅盾文学賞を受賞した。代表作『白鹿原』は中国教育部によって、「大学生必読」シリーズに指定された。発行部数は160万部以上に達し、秦腔、劇、オペラ、映画などの原作になっている。他にも短編小説集『郷村』「到老白楊樹背後去」などの代表作がある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年4月29日