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japanese.china.org.cn | 18. 07. 2016

米院生がゴミ箱から食べ物探す 2年間の食費はわずか5ドル

タグ: ゴミ箱,食事問題

台湾メディアの報道によると、米ワシントンのアメリカン大学の院生ウィリアム・レードさんは、2014年8月からゴミ箱で食べ物を捜して1日の食事問題を解決してきた。この2年間の食費はわずか5.5ドル(約36.7元)だという。

ウィリアムさんは米国で非常に多くの食べ物が浪費されていることに気づき、自分の行動で食べ物の大切さを感じてもらおうと思った。「多くの貧困者は、次にどこで食事できるかわからない」と話す彼は、2年前から「ゴミ」を食べるようになり、主にスーパーマーケットの前に設置されているゴミ箱を探った。

彼は、「スーパーーのゴミ箱には野菜、果物、肉類、卵、キャンディなど、ほとんどなんでもある。しかもその多くは腐っておらず、調理すれば健康にも影響ない」と話した。

また、ウィリアムさんは「米国でゴミ箱をあさることは多くの地域で合法的な行為である。警察に処罰されることや追い払われることは一度もなかった。あるとき、スーパーの社員が捨てるつもりの食べ物を直接私に渡してくれ、ゴミ箱で探す必要はなかった」と話した。彼のライフスタイルはほかの人と異なり、普通は欲しいものがあればスーパーで購入するが、ウィリアムさんは町を歩き回ったりゴミ箱から探したりする。「ゴミ箱をあさるように促しているのではなく、すべての資源を大切すべきと伝えたい」と彼は話した。

彼によると、多くの食べ物はスーパーやレストランで浪費されている。これらのゴミ箱はサプライチェーンを形成し、多くのリサイクルを知る人を培う。また、米国で食べ物の40%が浪費されている一方で、7分の1の家庭が衣食問題に直面している。ゴミ箱の中の食べ物は想像しているような腐ったものではなく、実際に見ると驚くほど質が良く、ある程度「健康な食品」である。

この2年間のウィリアムさんの食費はわずか5.5ドルで、しかも特別な状況でしかお金を使わなかった。彼はメリーランド州で映画を撮影したとき、慣れない土地で食べ物が見つからず、駅でクッキーとチョコレートを買って5.5ドル払ったという。「しばらく菓子を食べていなかったため、食べてから気分が悪くなった」と話した。

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