スマートフォンは今後10年でどう変化するか

スマートフォンは今後10年でどう変化するか。

タグ:スマートフォン

発信時間:2017-10-14 13:37:31 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 ドイツのニュー・ディール・デザイン社のガディ・アミット(Gadi Amit)社長によると、人びとは最終的に、3つのスクリーンを持つことになる。第一に、テレビのような大画面。第二に、ウェアラブルデバイスのような小型のスクリーン。第三に、スマートフォンの類。スマートフォンのスクリーンは、畳んでポケットに入れたり、広げたり、2つにはずすことができるものになるかもしれない。いずれにせよ、この第三のスクリーンは、読書やおしゃべり、ゲーム、仕事などに使えるものとなる。

 

 この第三のスクリーン、未来のスマートフォンはさらに、人工知能によってより多くの機能を備えたものとなるだろう。

 

 2027年にはスマートフォンからあるものが消えているという。アプリだ。少なくともディスプレイ上にアイコンの並んだようなものではなくなる。モトローラ社のプロダクト部門の代表を務めるイクバル・アルシャド(Iqbal Arshad)は、「現在のアプリはあまりにも間が抜けている。ディスプレイに並んだアイコンも、使えない通知も」と語る。アルシャドによると、これらのデバイスが人工知能に後押しされて成熟すれば、音声とディスプレイのインターフェイスはよりスマートなものとなり、どのアプリを使いたいのかSiriが判断できるようになる。

 

 地球上のあらゆる物体や表面へと技術が浸透すれば、デバイスそのものが要らなくなるかもしれない。一番近い窓やデスクに歩いていって、顔認識でログインすれば、すぐに仕事を始められるようになる。「それでも人びとは自分用のデバイスを欲しがるだろう」とアルシャドは語る。処理装置のスピードがさらに高まれば、機械学習や人工知能の類がクラウドではなくスマートフォン上で作動することになるかもしれない。これから求められるのは、ポケットに入れておいてすぐに取り出すことができ、使い方も簡単で、自分のファッションセンスや生活の様子を発信できるデバイスだ。

 

 iPhoneの10年にわたる発展についてこれからも語り継がれていくと考えられるのは、iPhoneが人類の振る舞いをいかに急劇に変えたかということだ。人びとは、スマートフォンで文字を入力したりクリーンをタップしたり、身につけてどこにでも持っていくのに慣れた。多くの変化が起こり、多くのことが可能となった。だが最新のスマートフォンは依然として初期のスマートフォンと酷似している。2027年までにスマートフォンにかかわるほとんどすべてが変化することになるだろう。だが確かなのは、スマートフォンが人びとにとって最も重要なガジェットであり続けるだろうということだ。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月14日


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