2007年から2012年までが第二段階。連続して16基の北斗2号を発射し、最終的に14基の北斗2号を組み合わせた、無源・有源結合型の測位衛星システムにより、地域システムを構築した。GPSが時間と場所しか知らせないのに対し、北斗は位置情報を伝え、別の人にその状況を教えることができる。対象範囲はアジア・太平洋地域で測位精度は10メートル。
2017年年から2020年が第三段階。前後35基の北斗3号を発射し、無源・有源結合型の全地球システムを構築する。対象範囲は全地球。測位精度2.5~5メートル。速度計測精度毎秒0.2メートル。受信時刻精度20ナノ秒。民間ユーザー向けに10メートル精度の位置情報と精度毎秒0.2メートルの速度計測サービスを無料提供し、有料でさらに高精度のサービスを提供する。今後はメートル級、サブメートル級、デシメートル級、センチ級のサービスに広がり、その精度は米のGPSと肩を並べることになる。