小米、百度との緊密協力を発表 人工知能分野で連携

小米、百度との緊密協力を発表 人工知能分野で連携。

タグ:百度 小米

発信時間:2017-11-30 09:10:20 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 11月28日の情報によると、今年が初回となる「2017MIDC小米IoT開発者大会」で、小米(シャオミ)は、百度(バイドゥ)とさらに緊密な協力を達成したことを明らかにした。双方は今後、人工知能分野の取り組みで連携し、さらに優れた体験のユーザーへの提供をはかる。

 

 百度は人工知能の配置と発展の強みを拠り所とし、小米は業内をリードするIoT(モノのインターネット)での強みと人工知能の製品と技術での強みを拠り所とした協力を行う。

 

 小米は現在、世界で2億8千万人のユーザーを誇り、大量のデータを蓄積している。小米のIoTプラットフォームにつながったデバイスは8500万台を超え、世界最大のスマートハードウェアプラットフォームを形成している。「小米は、核心的な人工知能の技術と製品の面ですでに重大なブレークスルーを実現している。我々は、百度と人工知能分野で戦略協力を達成できたことを喜んでいる。百度は人工知能分野で多くの蓄積を誇り、音声や画像、自然言語処理、ディープラーニングなどの面で分厚い技術的土台を持っている。百度との強者連合は、科学技術の楽しみをより多くの人に享受させるものとなる」と、小米の創始者で理事長兼CEOの雷軍氏は語った。

 

 百度グループの総裁兼COO(最高執行責任者)の陸奇氏は、小米はスマートハードウェアやビッグデータ、スマートデバイスのエコシステムの配置において分厚い蓄積を誇っており、IoT分野で世界を率いていると評価した。百度は人工知能分野で長年にわたる取り組みを展開し、非常に分厚い技術的な土台を持っており、中国のIoT産業の発展に世界をリードするAI技術によるサポートと生態学的情報資源を提供することができる。今回の双方による強者連合は、中国のAIとIoTの技術を新たな高みへと引き上げ、すばらしい体験をユーザーにもたらすものとなる。

 

 小米のチーフアーキテクトで人工知能とクラウドプラットフォームを手がける副総裁の崔宝秋氏は、小米IoT開発者大会で、スマートフォンとスマートハードウェアの広大なユーザー規模を誇る小米は、ただのモバイルインターネット企業ではなく、ビッグデータ企業、AI企業でもあると指摘する。「AI技術は小米の製品において広大な応用の余地を持っている。音声認識や音声合成、自然言語処理、コンピュータビジョン、ディープラーニング、さらにはロボット関連技術などはすべて小米で用いることができる。小米の人工知能の開発と応用はすでに、小米AIスピーカーや資産運用サービス『米小貝』などの製品でその威力を発揮し、業界内で幅広い評価を得ている。今後5年から10年、スマートフォンは、人工知能技術の最大のプラットフォームであり続けるものと考えられる。スマートフォン+IoTは、人工知能の無限の生態系を形成することとなるだろう」。崔宝秋氏は、製品面での高い実力を誇る小米は、AIの能力を製品に反映させ、数億人のユーザーにサービスを提供できる企業となると考えている。

 

 業界関係者によると、人工知能の波は現在、世界の計り知れない変革と人類文明の飛躍を推進しており、製品の体験と形態の改良や産業体制のアップグレード、国家の競争力の向上に向けた重大なチャンスを中国のテクノロジー企業に提供している。各自の分野の技術と製品を代表する企業である小米と百度はいずれも、人工知能などの革新技術を通じてより良い製品と体験をユーザーに提供することを目指しており、双方の緊密協力に向けた合意の達成は、産業の発展を急速に推進し、良好で持続可能な人工知能の産業と生態系をともに構築するものとなる。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年11月30日


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