次世代のスマートネット接続化の波に乗り、コネクテッドカー技術はどのように発展するのだろうか。
「スマートネット接続は自動車製品と自動車産業だけでなく、人類の移動方式と都市の交通体系にも重大な変革をもたらす。伝統的な自動車業はスマートネット接続の発展の基礎を固め、伝統技術の未来に着目している」。青島市で先日開かれた「スマートネット接続時代自動車技術発展オープンフォーラム」で、山東省青島市自動車業協会の徐衍男理事長は上述の観点を述べた。
清華大学、吉林大学、青島理工大学、デンマーク・オールボー大学、一汽集団などの国内外の専門家、実業家は今回のフォーラムで、スマートネット接続時代における自動車技術の発展動向について話し合い、スマートカーが直面するリスクとチャンスを解析し、新時代の中国自動車産業の革新・グレードアップの道を探った。
山東理工大学交通・車両工程学院院長・山東省自動車工学会理事長の高松氏は以下のように述べた。時代の流れに伴い、技術革新はコネクテッドカーの急発展を推し進め、自動車のスマート運転の応用を加速化した。新技術の応用は運転の安全性と快適性を大幅に向上させ、交通効率を高め、交通渋滞を減らし、スマート交通とスマートシティの発展を促す。
吉林大学自動車工学院院長の高振海教授は人、車、道路の関係について語り、以下の見解を示した。人の視点で言えば、自動車スマート化は人の感知範囲を補い拡張し、人の手足に代わって運転をサポートする。車の視点で言えば、正確な運動学と動力学を用いた運転は、複雑な交通状況の処理が人より優れている。将来的にクラウド集約調整で車両の交通と運転行為を制御するようになる。
吉林大学青島自動車研究院院長の王玉海教授は、コネクテッドカーの技術研究、産業配置、戦略投資が新たなブームとなる中、コネクテッドカー産業の前進、新時代の自動車技術の発展方向の模索を積極的に推し進める必要があると話した。
コネクテッドカー産業の発展の現状と今後について、フォーラムはスマート分野、ネット接続分野、自動車技術の3つの部分に分け、「政産学研金服用」の7要素の連動、融合発展の促進について話し合った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年8月17日