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japanese.china.org.cn |30. 07. 2020

美しい中国・雲南省保山市

タグ: 雲南省保山市

袋のような形の金鶏豆腐(写真・賈秋雅/人民中国)


 

激戦の地にかかる恵通橋


 歴史的な南のシルクロード以外に、保山地域にはもう一つ国内外を驚かせた道――ビルマ公路がある。1938年末、日本軍が雨のように銃弾を浴びせる中、20万余りの雲南の人々が険しい山中で生死を顧みず工事に取り組み、約8カ月で道路を完成。道路建設の歴史に一つの奇跡を創った。抗日戦争時、この道路はビルマから中国へ物資を輸送する「輸血管」であり、さらに民族の存亡がかかった「生命線」であった。ビルマ公路を巡る雲南南部の戦いで日本軍の封鎖を突破したことは、中国の正面戦線における反攻の大きな転換点となった。


 怒江に架かる恵通橋はビルマ公路の喉元に当たるため、当時日本軍の侵略を阻むために爆破された。中国の遠征軍は44年、同橋東側の施甸から怒江を強行渡河。その後、再建された恵通橋は反撃の最前線となった。現在、恵通橋は使われなくなって久しいが、70年代に同橋から遠くない南側に紅旗橋が架けられ、今も交通が絶えない。また北側には、高速列車用の怒江特大鉄橋が間もなく完成する。移り行く歳月の中、この三つの橋は、中国人の血戦での奮闘から民族の偉大な復興を静かに見つめてきたのだ。

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