北京市衛生健康委員会は先日、2020年末までに北京市内すべての医療機関に高齢者向けの受付・診察などのグリーンルートを開設し、2レベル以上の医療機関の入り口に高齢者用の「無健康コード」グリーンルートを増設し、携帯電話がないと健康コードがもらえない高齢者をサポートし、人工で登録するなどの方法で流行病歴を調べ、高齢者の待ち時間を短縮するよう要請した。
中国のインターネット技術の急速な発展に伴い、デジタル応用の普及率が向上し、衣食住・交通はスマートフォンだけで済むようになった。それと同時に、一部の高齢者、障害者、低所得者はスマートフォンを使えず、スキャンできない、診察の際に困る、買い物に困るなどの問題が発生した。高齢者などの「デジタル弱勢グループ」をサポートするには、「デジタルの限界」を越え、より豊富なデジタル生活とバランスのとれたデジタル社会を建設することが重要になっている。
デジタル科学技術はデジタル生活を作るが、現在のデジタル生活ではまだ十分に良好なデジタル社会を構築できない。政府機関、インターネット会社および社会各界が協力し、より完全なデジタル技術と包容力のあるデジタル管理を行い、デジタルインフラ、生活サービス、都市社会の生態発展のアンバランス・不十分といった矛盾を解決することで、よりバランスが取れ友好的なデジタル社会を構築することができる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年11月15日