3つの「大国重器」 国際スタイルを示す

3つの「大国重器」 国際スタイルを示す。貴州省平塘県のある低地が近年、世界の天文学界から注目されている。世界最大の500メートル口径球面電波望遠鏡(FASTと略称)が2016年9月にここ完成し、試運転、試験調整段階に入った…

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発信時間:2021-05-05 09:00:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 「中国天眼」から「世界天眼」まで


 宇宙形成の謎の探究


 貴州省平塘県のある低地が近年、世界の天文学界から注目されている。世界最大の500メートル口径球面電波望遠鏡(FASTと略称)が2016年9月にここ完成し、試運転、試験調整段階に入った。2020年1月、FASTは国家検査に合格し、正式に稼働を開始した。


   FASTは国家重大科学技術インフラで、「大国重器」を代表し、中国は天文学先進分野での重大な飛躍を遂げた。構想から建設、検査、稼働開始にいたるまで、FASTは各国の天文学者の注目を集め、世界で称賛され、多くの国際協力者を引き付けた。国際科学技術分野で協力と交流が強まる勢いに乗じ、FASTプロジェクトの中心機関である中国科学院国家天文台はこのほど日、空の開放という原則に基づき、中国時間2021年3月31日零時からFASTの観測申し込みを世界の天文学者から受け付けることを発表した。海外からの申し込みは全て審査に参加し、結果は7月20日に発表される。観測は8月からとなる。これは、FASTの対外開放がハイレベル段階に入ったことを意味し、中国と世界科学界の協力理念を示している。開放協力で、FASTは効果を発揮し、重大成果の産出を促進し、全人類の宇宙の探究と認識に貢献する。


 中国宇宙ステーションから国際宇宙ステーションまで


   4月の海南文昌発射場は非常に忙しく、中国航空科学技術のエリートが全国からここに集まり、世界航空史上のシンボル的意味を持つ打ち上げ任務に励んでいる。彼らはここに、宇宙に関する知識と謎の探究を進める宇宙インフラ-中国宇宙ステーションを建設している。


   国際科学界は中国の宇宙ステーションの建設に注目し、中国の積極的な開放協力政策と実践から、中国宇宙ステーションは本当の国際公共科学研究プラットフォームであり、関連の手続きに基づき、自分たちにも関連の科学研究プロジェクトに参加するチャンスがあることを深く認識した。彼らは、中国宇宙ステーションの建設は自身の科学研究と関係があり、その成功は自分たちの成功でもあると考えている。


 中国北斗から世界北斗まで


   2020年6月23日、北斗システムの55基目の測位衛星が打ち上げに成功し、北斗三号世界衛星測位システムは計画より半年早く完成した。


   世界範囲でサービスを提供することは、「北斗」の国際スタイルの最大の特徴の1つである。これにより、中国当局は「北斗」星座配置と電波カバーに力を入れ、「ダブル衛星測位システム」から10基以上の衛星で構成されるネットワーク、アジア太平洋に着目する「北斗2号」へと発展し、さらに数十基の衛星で構成され世界にサービスを提供する「北斗3号」へとグレートアップした。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2021年5月5日

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