コラボで生まれ変わる無形文化遺産 「00後」の購入前年比倍増

コラボで生まれ変わる無形文化遺産 「00後」の購入前年比倍増。

タグ:無形文化遺産

発信時間:2021-11-07 12:05:31 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

「定窯」の運命は多くの無形文化遺産の発展の歴史の縮図だ。公表されたデータによると、無形文化遺産の70%以上が農村にあり、国が認めた継承者の平均年齢は60歳を超える。多くの無形文化遺産が現代のニーズや審美眼に合わず、伝承が途絶える直前の状態だという。

「無形文化遺産はかつて盛んだった時代には、新しい技術であり、新しいトレンドだった。というのも、当時の市場に呼応して生まれたものだからだ。そして今、発展が困難な状況にぶつかったのは、新たなトレンドという要素が足りないからだ」と話す厖さんは、ここ数年は「定窯」を活性化し、保護する道を探り続けており、自身の淘宝(タオバオ)店舗も開設した。

阿里巴巴(アリババ)集団の董本洪最高マーケティング責任者(CMO)は、「若者が無形文化遺産を好むのは、単に歴史が古く、高度な技術があるからだけでなく、遺産と若者の新たなニーズとの間で息がぴったり合ったからだ」との見方を示した。

ECは無形文化遺産の活性化と保護を推進する重要な力になりつつある。中国社会科学院中国世論調査実験室と「中国旅行報」が阿里巴巴と共同でこのほど発表した「無形文化遺産EC発展報告2021」によると、過去1年間に無形文化遺産産業ベルト14ヶ所の淘宝・天猫における取引額が1億元(約17.8億円)を超え、その半数近くは県及びそれ以下の地域にあるものだった。無形文化遺産のECが発展して、大勢の若者が故郷に戻り起業するようになり、アンケート調査に答えた淘宝の手工芸職人の40%近くが「90後(1990年代生まれ)」だった。今年の「ダブル11」プレセール第一弾では、ヨーグルトが人気の食品メーカーの安慕希と安徽省産の名墨「徽墨」のコラボ商品が爆発的な売れ行きを示し、国潮グルメランキングのトップ3に入ったという。(編集KS)

「人民網日本語版」2021年11月7日


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