中国有人宇宙事業弁公室の発表によると、有人宇宙船「神舟14号」の乗組員は北京時間13日午後2時18分に宇宙貨物船「天舟5号」のハッチを開いた。環境検査などの準備作業を終えた後、午後3時3分に順調に天舟5号に入った。乗組員は今後計画に基づき、貨物の移動などの作業を行う。
中国は12日午前10時3分に「長征7号遥6」ロケットを使い、天舟5号を打ち上げていた。天舟5号には神舟15号の乗組員3人の6カ月分の軌道滞在消耗品、推進剤、応用実験(試験)装置などの物資が積まれている。
天舟5号は軌道に乗ると順調にコンディション設定を完了し、北京時間12日午後0時10分に自動高速ランデブー・ドッキングモードを採用し、宇宙ステーション「天和」コアモジュールの後方ポートと連結した。中国の宇宙飛行士は初めて宇宙ステーションで宇宙貨物船を迎えた。ランデブー・ドッキング完了後、天舟5号はコンビネーション飛行部分になる。今回の任務は初めて2時間自動高速ランデブー・ドッキングを実現し、世界記録を打ち立てた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年11月11日