中国科学技術情報研究所は29日、「2022年中国科学技術論文統計報告書」をオンラインで発表した。同報告書によると、中国の注目論文の世界に占める割合が持続的に上がり、世界の注目論文数で初めて首位になった。高被引用論文数は世界2位を維持し、世界に占める割合が3ポイント近く上昇した。科技日報が伝えた。
過去2年間近くに発表され、直近の2ヶ月に大量に引用される上、被引用数で当該学科のトップ1‰に入る論文が注目論文と呼ばれる。各学科の論文の2011-21年における被引用数が世界トップ1%に入る論文が高被引用論文と呼ばれる。
22年9月現在の中国の注目論文数は21年の統計時より19.3%増の1808本で、世界の41.7%を占めている。一方で、米国の注目論文数は1730本で2位。
今回の報告書における複数の「1位」がとりわけ注目されている。中国の高水準国際学術誌論文数が1位を維持した。国際論文被引用数統計によると、中国は農業科学、材料科学、化学、コンピューター科学、工学技術の5分野で世界1位で、前年度より1分野増えた。
また同報告書によると、世界トップの学術誌に掲載された中国の論文数は世界2位を維持。被引用数が10万回を超えるとともに、インパクト・ファクターが30を超える世界トップの学術誌は21年は18種にのぼり、3万2100本の論文が掲載された。中国の学術論文と評論文は2045本で、20年に続き2位をキープ。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年12月31日