2023年、中国は宇宙ステーションを全面的に完成させ、常態化運営に入り、月探査事業4期及び惑星探査事業を全面的に推進して、「嫦娥7号」や「天問2号」などの型式の開発活動を展開する。また、「長征6号丙」キャリアロケットが間もなく初の打ち上げを迎え、「力箭1号遥2」キャリアロケットが上半期に打ち上げられることになっている。2022年通年の打ち上げ回数が60回を突破したことに続き、中国は2023年も打ち上げの高い頻度を保ち続け、通年で再び60回を突破し記録を更新する計画となっている。新華社が伝えた。
そのうち、中国が全面的に推進する計画の月探査事業4期では、「嫦娥7号」が月の南極への着陸に備えている。主な任務は跳躍探査で、主な目標は月での水の発見となっている。計画によると、「嫦娥7号」は月に着陸した後、跳躍しつつ月の南極の陰になるクレーターに移動し、現場で探査を行うことになっている。
中国月探査事業4期の初の任務だった嫦娥4号任務は、人類史上初となる宇宙船による月の裏側での軟着陸と巡視・探査を実現させ、初めて月の裏側と地球の中継通信を実現させたことは注目に値する。
嫦娥4号の月面着陸4周年となった今年1月3日現在においても、嫦娥4号任務は依然として人類が唯一成功した月の裏側の軟着陸及び巡視・探査任務となっている。月面ローバー「玉兎2号」の月の裏側での走行距離は1455メートルに達し、コンディションは正常で、人類の宇宙船を代表して、月の裏側の秘密に迫り続ける。また嫦娥6号任務は2025年前後に月の裏側で、第1陣となる土壌を取得する計画となっている。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年1月7日