このほど発表された「知財権強国建設発展報告書(2023年)」によると、中国の知財権強国建設指数が着実に上がり、2023年は120.0にのぼった。21年の基準値と比べ年平均9.6%の上昇。知財権の制度、保護、市場運行、公共サービス、人文・社会環境、世界知財権ガバナンスへの参画という6つのサブ指数でいずれもプラスとなった。
国家知的財産権局がこのほど発表したデータによると、23年末現在の中国の発明特許有効件数は499万1000件で、うち中国国内(香港・マカオ・台湾地区を除く)は401万5000件。中国の1万人あたり高価値発明特許保有量は11.8件。通年の商標登録数は438万3000件。中国人によるマドリッド協定議定書出願件数は6196件。通年の特許商標担保融資額は8539億9000万元で、企業3万7000社に利益をもたらした。
国家知的財産権局の胡文輝副局長によると、この数字は前年比22.4%増で、中国は世界で初めて国内の有効発明特許数が400万件を突破した国になった。
中国の高価値発明特許の創出ペースが上がっていることに要注意だ。中国国内(香港・マカオ・台湾地区を除く)の発明特許有効件数が100万・200万・300万・400万件を突破するのに要した時間は31年・4年・2年前後・1年半。胡氏は、「この400万件以上の有効発明特許のうち高価値発明特許が占める割合は4割以上。中国はすでに名実相伴う知財権大国になっており、世界のイノベーション発展に持続的に重要な力を捧げている」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年1月29日