中国の科学調査井、砂漠で地下1万mの「スパート」に成功

作業員が3日、「深地塔科1井」で、機械を使い掘削作業を行った（ドローンで撮影）。新華社記者・李響撮影

科学研究者が3日、「深地塔科1井」で、顕微鏡を使い地底の奥深くから採取された岩屑を調べた。新華社記者・李響撮影

　中国は近年、地球の深部への進軍を続け、深地開発の記録を度々塗り替えた。1万メートル深井プロジェクトの実施に十分な基礎条件、技術のストック、経験の蓄積を提供し、また「中国深度」の持続的な更新の基礎をしっかり固めた。

　中国科学院の賈承造院士は、「深地塔科1井は1万メートル突破後、世界の陸上2位の、アジア1位の垂直深井になった。これは深地科学研究と、超深層油ガス探査分野で節目の意義を持つ」と述べた。

　「中国網日本語版（チャイナネット）」2024年3月5日