旧暦3月3日の4月11日、チワン族の里である広西チワン族自治区はどこもかしこも歌と踊りだ。歌を聞き、無形文化遺産を楽しみ、風俗習慣を体験する。国内外の賓客は独自の魅力を持つチワン族の文化と風情を満喫した。
「三月三」は広西で最も盛大な民族の伝統的な祝日だ。南寧市青秀山景勝地で同日、記念イベントが催された。民族衣装を身にまとった老若男女が各地から駆けつけ、共に民俗文化の祭典に参加した。
会場では「楽行広西」「美味広西」「錦繍広西」「大美広西」「多彩ASEAN」という5つの無形文化村や、酒街、茶街、糖街、潮玩街、文創街という5本の特色街区が設置。交流・没入型の体験で多彩な無形文化遺産の魅力を展示。イベントの現場では山歌、天琴演奏、ヤオ族長鼓舞、チワン族刺繍など30件以上の無形文化遺産が展示。観光客はワンストップで広西の無形文化遺産を心ゆくまで体験した。
「三月三」は広西の人々の祝日であるだけでなく、国際的なパーティーでもあり、多元的な文化を展示し、交流と協力を促進する舞台だ。インドネシアから来たレンディさん一行は、インドネシアの無形文化遺産であるガムラン音楽を披露した。レンディさんは、「より多くの広西の人々がガムランの美しさを感じることと、ガムランをインドネシアと中国の芸術交流の架け橋にすることを願う」と述べた。
中国・ベトナム国境地帯の都市である崇左市で、両国の人々が一連の交流イベントを催した。ベトナムのカオバン省とランソン省から来た観光客が崇左竜州県天琴壮寨を訪れ、共に「三月三」を楽しんだ。
カオバン省文化スポーツ観光庁の責任者は、「イベントは両国の国境地帯の人々の友好往来をさらに促進し、双方の文化や観光などの協力をさらに発展させる」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年4月12日