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「嫦娥6号」ミッション、海外メディアは快挙と称賛

中国網日本語版  |  2024-06-06

「嫦娥6号」ミッション、海外メディアは快挙と称賛。

タグ:嫦娥6号

発信時間:2024-06-06 15:42:05 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

月の裏側で土を掘り五星紅旗(中国の国旗)を広げた後、「嫦娥6号」上昇機が4日、月の「お土産」を持ち地球への帰路についた。月の裏側でのサンプリングを終えた後、嫦娥6号は月面に「中」を記した。多くの海外メディアはミッションの全過程を熱心に伝え、嫦娥6号は「歴史的な任務」を終え、「世界の科学界が祝う快挙だ」と称した。

 AP通信はこの月の裏側で輝く五星紅旗に注目し、これが特殊な複合材料で作られており、着陸機の側面から出る伸縮可能なアームによって掲げられたと紹介した。

 CNNは、五星紅旗が月の裏側で翻ったことを「象徴的な時」とし、中国は月の裏側で国旗を掲げた世界初の国になったと伝えた。月の裏側の腐食と過酷な気温に耐えられるよう、これが玄武岩を中心に作られたことを詳しく紹介した。

 CNNはさらに、中国国家航天局が4日に発表した写真を取り上げ、写真の嫦娥6号による掘削の痕跡が漢字の「中」に似ているとした。

 ロイター通信も、この「中」と書かれた写真は中国のSNSで広く転載され大きな話題になっていると伝えた。

 AP通信は、「月の裏側での任務は表側より難しい。地球に向いておらず、1基の中継衛星によって通信を維持する必要があるためだ。また月の裏側の地形はより複雑で、平らな土地が少ない」と伝えた。

 CNNは、「嫦娥6号が到達した、月の裏側にある南極エイトケン盆地は、月の最も古いクレーターだ。中国は19年に初めて嫦娥4号探査機でこの歴史的な快挙を達成した後、再び月の裏側に到達した」と説明した。

 BBCも、「月の裏側は地球を向いておらず、遠く離れており、大きく深いクレーターがある。技術的に論じると、裏側への到達はチャレンジングだ。月の南極付近の巨大クレーターへの探査機の着陸は快挙であり、世界の科学界はこれを祝っている。中国は月の裏側に着陸した唯一の国だ」と報じた。

 「嫦娥6号ミッションは人類初の月裏側サンプルリターンを実施する。プロジェクトはイノベーションが多く、ハイリスクで、難易度が高い」ロシア・スプートニクも報道の中で、今回の任務が極めてチャレンジングで革新的であることを重点的に取り上げた。

 英マンチェスター大学の教授(月地質学)はBBCの取材で、「今まで見たことのない岩石を見ることができるかもしれず、誰もが喜んでいる」と述べた。

 米ブラウン大学の名誉教授はCNNの取材で、「神秘的な月の裏側は多くの面で異なる。サンプルを持ち帰らなければ、月の科学者は月という星全体を完全に理解することはできない。嫦娥6号が持ち帰るサンプルは、これらの問題の解決に向け大きく進展する」と述べた。

 「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年6月6日

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