「ネイチャー」はこのほど、中山大学附属第七病院の何裕隆教授と張常華教授のチームが主導した研究成果を掲載した。DNA修復タンパク質「NBS1」の乳酸化修飾の腫瘍化学療法耐薬品性における重要な調整効果を解明した。これは世界の医学界における、腫瘍の耐薬品性獲得に関する「百年の謎」の研究に進展をもたらした。
「NBS1乳酸化修飾のDNA損傷修復促進による腫瘍耐薬品性」は、腫瘍細胞が化学療法に抵抗し耐薬品性をつけるメカニズムを解明し、腫瘍免疫治療、腫瘍放射線治療、腫瘍再発などの問題の研究に新たな視角をもたらした。何氏と張氏のチームは多くの実験により、DNAの修復及び化学療法耐薬品性において「乳酸」が重要な力を発揮することを発見した。そこでその研究を掘り下げ、NBS1の乳酸化修飾の腫瘍耐薬品性メカニズムにおける影響を明確にした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年7月17日