二次元文化が盛んになっている中国で、「ワンピース」「カードキャプターさくら」「ハローキティ」「ハリーポッター」など、さまざまな二次元キャラクターの「金バージョン」を大手の各宝飾店が販売している。「小金豆」(約1グラムの小型金製品)に続き、こうした金製の二次元キャラグッズが若者の金購入の新たなトレンドとなっている。
宝飾店「周生生」では、「カードキャプターさくら」など人気の日本アニメとのコラボによる「転運珠」(幸運を祈ってつける赤い紐のブレスレットなどにあしらう大粒の金飾り)を複数発売している。
「私は『カードキャプターさくら』が大好きなので、すべてのコラボ商品を一気に買った」。長年の「二次元オタク」の李さん(25)は、さまざまなアニメキャラの金製品から目が離せないという。
深センのアニメショッピングモールで「グッズ」を買う常連客の徐さんは、「普段からアニメのグッズやフィギュアをよく買うので、金製のグッズにもとても興味がある。(価値が高いことを『金の含有率が高い』というが)これはまさに『金の含有率が高い』コレクションだ」と話す。
また、他ブランドとは異なり、ゲームとのコラボを展開するブランドもある。周大生は最近、「和平精英(Game for Peace)」シリーズのコラボ金製品を発売した。販売担当者は「最近、若者がたくさん金を買いに来ている。彼らはゲームシリーズとのコラボ金製品を好んで買い、これらの商品を投資としても考えている」と語った。
複数の金製品ブランドが、サンリオやハローキティ、ディズニーシリーズなどの人気キャラとのコラボレーションを展開しており、コラボ金製品の人気は今後も続いていきそうだ。(編集NA)
「人民網日本語版」2024年10月15日