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中国研究チーム、フラットトップパルス磁場の世界記録を更新

中国網日本語版  |  2025-06-23

中国研究チーム、フラットトップパルス磁場の世界記録を更新。

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発信時間:2025-06-23 14:04:56 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

華中科技大学は22日、同校国家パルス強磁場科学センターの李亮教授チームがこのほど、71.36テスラ(T)のフラットトップパルス磁場の生成に成功し、同チームが2018年に樹立した64テスラの世界記録を更新したと発表。これにより、中国の同分野における国際的優位性をさらに高めたという。

強磁場は現代科学実験において最も重要な極限環境の一つであり、基礎科学研究において新現象の発見や新たな法則の解明により多くの機会を提供できる。フラットトップパルス磁場は強磁場技術のフロンティア分野であり、定常磁場とパルス磁場の両方の利点を兼ね備え、高磁場強度を実現しつつ安定して維持できるため、核磁気共鳴(NMR)などの研究に独特な実験環境を提供する。テスラは磁場の強さを表す単位で、1テスラは地球磁場の約2万倍に相当。磁場が強ければ強いほど応用可能性が広がる。

パルス強磁場実験装置は、強磁場、極低温、高静圧などの実験環境を提供でき、物理学、化学、材料科学、生物医学などの学術分野の科学研究を支える「国の重要インフラ」だ。これまでに30カ国以上、141の大学・研究機関の研究者が、国家パルス強磁場科学センターで2000件以上の研究課題を完了している。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年6月23日

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