中国科学院古脊椎動物・古人類研究所28日の情報によると、同研究所のチームは雲南省楚雄イ族自治州武定県において、東アジアで最古となる竜脚形類(Sauropodiformes)を発見し、「呉氏武定竜」と命名した。この研究成果は近く、国際オンライン・オープンアクセス学術誌「Scientific Reports」(サイエンティフィック・リポーツ)に掲載された。
この研究は、中国科学院古脊椎動物・古人類研究所、中国地質博物館、雲南大学、雲南省禄豊市自然資源局などの機関が共同で実施した。研究チームによると、呉氏武定竜の化石標本は2020年に武定県万徳鎮で発見された。頭骨、頸椎、前肢の骨が比較的良好な状態で、現在は禄豊市恐竜化石保護研究センターに保存されている。
報告によると、命名済みの東アジアの竜脚形類と比較して、呉氏武定竜は明らかに小型だ。歯のエナメル質がより滑らかで、肩甲骨がより細く、橈骨と上腕骨の長さの比率が高く、指も長い。これらの特徴は、この恐竜が二足歩行に適していた可能性が高いことを示している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年7月29日
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