第47回世界遺産委員会が現地時間7月16日、フランス・パリのユネスコ本部で閉幕した。「西夏王陵」を含む26件が新たに「世界遺産リスト」に登録された。
7日に開幕した同大会では、申請のあった約30件の自然・文化遺産を審議。21件の文化遺産、4件の自然遺産、1件の複合遺産の計26件の「世界遺産リスト」への登録が承認された。
新規登録遺産には、フランスの「カルナックの巨石群とモルビアンの海岸」、イタリアの「先史時代のサルディーニャの葬送の伝統:ドムス・デ・ヤナス」、インドの「マラータ軍事風景」などが含まれる。朝鮮の「金剛山-海辺のダイヤモンド・マウンテン」は唯一の複合遺産として登録された。
「西夏王陵」が審議を経て「世界遺産リスト」に登録されたことで、中国の世界遺産は60件となった。西夏王陵は西夏王朝から現存する最大規模・最高等級・最良保存状態の考古遺跡群。ユネスコは「中国政府の遺産保護管理における多大な努力と顕著な成果」を高く評価した。
また委員会は、マダガスカル、エジプト、リビアの3遺産の「危機遺産リスト」からの削除を決定。オードレ・アズレ事務局長は「これは、関係国・地域社会、ユネスコ、そして人類全体の遺産保護における重要な成果だ」と評した。
世界遺産委員会は国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会の会合で、ユネスコ下部機関の年次会合。次回は韓国・釜山で開催される。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年7月17日
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