中国科学院科技戦略諮問研究院、中国科学院文献情報センター、クラリベート(Clarivate)は3日、北京で「2025リサーチフロント発表会及びシンポジウム」を共催した。会議で発表された「2025リサーチフロント」報告書と「2025リサーチフロント活況度指数」報告書によると、中国は6分野のリサーチフロント活況度指数で世界一になった。
報告書によると、11の学術分野全体の成績を総合的に評価した結果、米国がトップの座を守り、リサーチフロントの半数で世界一となった。中国は2位を維持し、リサーチフロントの4割超で世界一。イギリス、ドイツ、カナダが3−5位にランクインした。
中国科学院科技戦略諮問研究院戦略情報研究所の楊帆副所長は、「中国が6分野のリサーチフロント活況度指数でトップに、米国が5分野でトップになり、両国で全分野のトップを独占した」と述べた。また、中国は農業科学・植物学・動物学、生態学・環境科学、化学・材料科学、物理学、情報科学、経済学・心理学・その他社会科学の各分野でリサーチフロント活況度指数が世界一となった。これらの分野が確かな研究基盤、活発なフロンティア探索、顕著な学術的影響力を備えていることが分かる。
楊氏はさらに、「中国は地球科学、生物科学、数学の分野で2位となり、総合的に目覚ましい進展を遂げている。臨床医学、天文学・天体物理学の分野では進歩を続けており、現在では世界トップ5入りを果たしている」と話した。全体として見ると、米国は依然として最も活発な国であり、中国は引き続き2位となっているが、両国間の差はさらに縮小し続けているという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年12月4日
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