中国南西部に位置する四川省都江堰付近で、古生物学の専門家が2億年前に恐竜が踏んだ足跡を発見しました。
中国地質大学(北京)地球科学・資源学院准教授で四川自貢恐竜博物館特別招聘研究員の刑立達専門家チームは先ごろ、四川省都江堰九鼎大道付近の岩壁にある複数の恐竜の足跡など脊椎動物の足跡について予備調査を実施したところ、20以上の異なる古生物の足跡化石を確認しました。それらは今から約2億年前の三畳紀末期のものでした。
刑准教授によると、予備調査の結果、この岩壁から発見された計20以上の大きさがさまざまな足跡は、主に中型・大型獣脚類の足跡、小型獣脚類の足跡、キロテリウム(絶滅した大型肉食爬虫<はちゅう>類)の3種類に分けられます。うち、最初の2種類の足跡を残したのは恐竜で、キロテリウムを残したのはアルコサウルス(ペルム紀に生息していたワニに似た爬虫類)とみられています。(ヒガシ、榊原)
「中国国際放送局 日本語版」2025年12月8日
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