上海万博の「日本館」、展示内容を大公開

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発信時間: 2009-04-21 16:23:31 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本館爱称

 

 

2010年上海万博「日本館」の展示案や愛称などが20日に発表され、ある中国人が名付けた名称が「日本館」の愛称に決まった。

「日本館」の愛称は「紫蚕島」(日本語の通称は「かいこじま」)。選ばれた理由として上海万博日本エリア総代表の塚本弘氏は、「『日本館』外観が淡い紫色で、全体の造形が蚕の繭に似ていることから決まった。蚕には不老不死の意味もあり、また蚕の繭を原料とする絹の製法は中国から伝わったことから、日中間の緊密なつながりを象徴している」と話す。

読みやすく親近感を感じさせる「日本館」の愛称は、3月から中日両国で募集され、1カ月後には3588件の応募があった。「紫蚕島」の他にも96%は中国からの応募で、「中国の人たちの『日本館』に対する熱意や期待を表しているのではないか。愛称のおかげで『日本館』は更に高い人気を集めるだろう」と塚本氏は言う。

「日本館」のテーマは、トキを保護する物語から展開した「心の和、技の和」だ。環境汚染などでトキは一時期、日本で姿を消したが、中日両国の努力によって再び日本の青空で羽ばたくようになった。

「つながろう、調和の取れた未来のために」の出展メッセージについて「日本館」展示ディレクターの若松浩文氏は、人類は環境問題など様々な課題に直面しており、それに対応するためにハイテク技術の応用のほかにも心のつながりを重視しており、展示を見た人が地球や人類への愛が大切であることを感じてほしいという。

「日本館」の展示は、「過去、現在、未来」の3つの部分から構成される。「過去」は、遣唐使や西陣織などを通じて中国文化と技術の日本への伝承を表す。「現在」は、水資源、地球温暖化、高齢化など現在、人類が直面する問題を解決できる技術を展示。「未来」は、音楽劇などの形式で、環境問題の解決を表現する。若松氏は、万博での舞台演出は今回が初めてで、これは上海万博を非常に重視しているためだと説明する。

 

ゾーン1:つながりの驚き(遣唐使を中心に)

ゾーン1:つながりの驚き(遣唐使を中心に)

ゾーン1:つながりの驚き(つながり後の開花)

ゾーン1:つながりの驚き(つながり後の開花)

 

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