上海市人力資源・社会保障部門が18日に公表した調査データによると、上海市民の9割が2010年上海万博により、若者に就職のチャンスがもたらされると認識、また大学在校生の8割近くも万博が就職にまたとないチャンスを提供してくれると期待していることが判明した。
上海市共産党委員会宣伝部、上海市社会科学界連合会、上海市人力資源・社会保障局などの部門は共同で、今年8月5日から今月18日まで上海市内の住宅コミュニティ、大学の計10地点で大学生就職あっせんイベントを開催、同時にアンケート調査を実施した。
調査結果によると、回答者の92.68%は2010年上海万博の開催が若者の就業拡大に一定のチャンスをもたらすとし、「そうならない」との回答は4.88%、「よくわからない」が2.44%だった。一方、77.5%の大学生が万博は就業拡大のチャンスだととらえていることがわかった。
今回の調査ではさらに、90.24%の上海市民は家庭環境と若者の就職成功には一定の関係があると回答、72.50%の市民は若者の成長と職業キャリアは代々受け継がれてゆくものだとし、80.39%の人は積極的、健康的、向上心のある職業精神が若者の職業発展につながるとした。
一方大学生のみを対象に行われたアンケート調査のうち、学生たちの理想の就職ランキングは順に、国家機関、国有企業、学校・科学研究所などの事業単位、外資系企業、香港・澳門(マカオ)・台湾系企業、民営(私営)企業と続いた。従事してみたい職業ランキングは順に、公務員、企業管理者、教員、科学研究員・技術者、自由業となった。
アンケートに回答した大学生らは、現在就職において最も困難な問題は実践経験が不足していることを挙げており、次いで専門に合わない・専門が狭すぎる、社会関係の欠如、就職情報の混乱、戸籍問題などが続いた。(編集HT)
「人民網日本語版」2009年11月20日